ひとつだけの魔法…
部屋の中にあなたは一人
扉に鍵をかけて
眩暈がして
あなたはベットに横になる
少し 休めましたか
あのね
ぼくは たったひとつだけど
ひとつしかしか知らないけれど
魔法の呪文を唱えられます
魔法
目が覚めれば
テーブルに飲みかけのグラス
カーテンが揺れて
風があなたを誘う
窓を開けてごらん と
あなたの瞳に月の光が映るなら
たったひとつの魔法が
あなたのもとへ
そっと寄り添って
手を握りしめて
あなたを見守っていたい
あなたと出逢って
いつのまにか
あなたのことを想うようになって
どんなに我慢しようと
気づいたらあなたのことを考えていて
そんなぼくが知っている魔法は
とるにたりないものだけれど
ほんの少しでも
あなたの心と身体が温まるように
そっと寄り添うように
あなたのそばにいるだけ
そんな魔法です
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