風がくれたもの …
陽射しが眩しくて痛くて 麦わら帽子を頭に乗せた
前を向きたくても 誰だって 辛い時があって
季節はずれの風を待ち焦がれてしまうこともある
そんな風は 思いがけない時にやってくるもの
思いがけない人が 運んでくれるのかもしれない
今日のような心地よい風が吹いた日には ちっぽけな心も洗濯して干してしまおうか。白くなるかな(笑)
何気ないきみの優しさが 支えになって生きてたと
気付いた夏のある日
季節はずれの風は 道端に咲く花にも 優しかった
生まれた日から歩き続けて いつのまにか
こんなところまで来てしまったとつぶやいた
青い空の下 ずいぶんと遠くまで来たけれど
いつか この足が止まることもあるのでしょう
玄関にある寝相の悪い息子の靴
それは ぼくのよりも 大きかった
娘の机にある山積みになった本
それは 読んだこともない本だった
古い命と 新しい命 今を支えあって生きてたと
気付いた夏のある日
未来が輝く子供達がくれた風は とっても優しい
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